在宅での排泄ケアは、家族介護者の大きな負担となっています。愛知県の調査によれば、家族が在宅での介護を断する
第1の理由が「排泄の自立が失われたとき」であるという結果が報告されています。しかし現実には、排泄の自立が失われていても、多くの家族介護者が精神的、肉体的負担を感じながらも懸命にケアを続けておられます。
一方本人は、『できるだけ排泄の世話を受けたくない』、『オムツは使いたくない』といった、排泄の自立に対する希望を持っておられます。たとえ認知症であっても、誰もが快適で自然な排泄を望むのは、当然の姿ではないでしょうか。
そこで本シンポジウムでは、在宅を支える専門職が、在宅でケアをしている家族や本人の排泄ケアに対して、本人の快適さ
や家族の介護負担の軽減のために、どのような支援ができるのか、在宅での排泄ケアの支援方法について考えます。 |